二十四節気

雨水(うすい)

七十二候

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

2月19日頃から2月23日頃まで

雨水は、昔から農耕の準備を始める目安とされています。
土脉潤起は、氷って冷たく固まっていた大地が温かな雨で潤い、植物が芽吹きだし易い柔らかさを増していくことを表しています。
地が脈動し、植物も動物もうごめき始めます。
春を感じて「うずうずする気持ち」は、よくわかりますね。
 
春を迎えた食卓には、こうした食材が旬を向かえ、春を知らせてくれます。
 
【瀧澤純米大吟醸で贅沢に】
長野県酒造米「美山錦」を49%まで磨き上げ、黒曜石の地層を経て取水された超軟水で仕込み、低温でじっくり発酵させた一品です。
豊かな香りと濃厚な味わいですが、後味がスッキリしたキレのあるお酒です。
旬のきんめだいの煮つけとあわせると、つまみの味も引き立ちます。
 
 
 
【きんめだいとごぼう】
旬の魚のきんめだいと、旬の野菜のごぼうを使って、春を祝うきんめだいの煮付けはいかがでしょう。
きんめだいは、200メートル以上の深海に生息する赤い魚です。「きんめだい」は、鯛とは別の種になります。
ごぼうは、主に根を食用とします。主根の長さは、50センチから1メートルほどになります。ポリフェノールの他、繊維質も多く、健康に良い食品です。
 

金目鯛の煮付け
レストラン膳

うろこを取り、エラと内臓を取り除きます。エラと内臓を取り除いたら、流水で洗いながら指で残っている内臓を洗い流します。
 
飾り包丁を入れ、80℃ほどのお湯をかけ、霜降りをします。
魚のくさみをとるのに重要です。
再度冷水で洗い、細かいうろこを取ります。
 
長ネギ、しいたけなどの付け合わせの野菜と生姜の薄切りを入れて、合わせ調味料で煮ます。
 
煮付けは常に軽く泡が立つぐらいの火加減に調節し、時々魚に煮汁をかけると味がよくしみます。
煮詰めすぎないように注意してください。
 
キッチンペーパーなどの落し蓋を使うと良いでしょう。
 
※合わせ調味料(基本にして、砂糖を加える)
水:4
酒:2
みりん:1
濃口醤油:1