二十四節気

雨水(うすい)

七十二候

霞始靆(かすみはじめてたなびく)

2月24日頃から2月28日頃まで

雨も降り、言葉とおり「霞がたなびきはじめる」ことを表しています。
長い冬を過ぎ乾燥していた空気が、春の訪れを告げる温かい雨によって山野の景色が霞みがかって見える、春の風景です。
冬枯れの道端や野原にも、タンポポの花などが咲き始めています。
 
春を迎えた食卓には、こうした食材が旬を向かえ、春を知らせてくれます。
早春の旬の食材が切り替わりを向かえます。
 
【清酒を熟成した醸献】
無濾過純米酒醇を約-30℃までゆっくり凍らせた後に氷を抜き取ることによって水分を除去し、アルコール分、エキス分の濃度を高くした後に、中国甕に入れて約+25℃で熟成させたお酒です。
約6ヶ月の熟成によって、38度という高アルコール度数でありながら、アルコールを感じさせないまろやかなお酒に仕上がっています。
香りも古酒とは異なるアーモンド風の香りを持ち、むしろフレッシュ感を感じさせます。醸献をロックでキリッと引き締めて、旬を終えるアンコウで一杯。
 
 
【アンコウ】
旬を終えるアンコウで、手軽に楽しめる「あん肝」を楽しみましょう。
日本では、アンコウの肝臓を成型して蒸したものを「あん肝」(鮟肝、英:Monkfish liver, Ankimo)と呼び、珍味として珍重されます。このあん肝は「海のフォアグラ」と呼ばれることがあるほどです。
スライスして、ポン酢等でいただきましょう。
 

鱈ちりあん肝入り
レストラン膳

鍋に入れる食材を、食べやすい大きさに切ります。タラの白子の下処理は要りません。あん肝は成型して蒸しています。白菜は軽く下ゆでし巻きすで成型しています。長ネギ、人参、白滝、焼き豆腐です。
 
お鍋に水を張り、昆布を入れ水から火にかけます。沸騰したら昆布を取り出します。
 
沸騰している状態で『人参→豆腐→椎茸→ねぎ→白菜→鱈の切身→白子→肝」の順番に入れます。この順番が、大切なポイントです。
 
ポン酢でお召し上がりください。