二十四節気

冬至(とうじ)

七十二候

乃東生  (なつかれくさしょうず)

12月22日頃から12月26日頃まで

北半球では太陽の南中高度が最も低く、一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなります。冬至にはかぼちゃを食べて柚子湯に入る習慣があります。冬至にかぼちゃを食べるのには、脳卒中や風邪を引かないとか金運を祈願する意味があるようです。冬至の読みは「とうじ」。というわけで、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけています。更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが込められているそうです。
 
乃東とは、「夏枯草(かこそう)」のことで、「夏枯草」は、漢方薬に使われる紫蘇科の「靫草(うつぼくさ)」の漢名です。冬至の頃に芽を出して、夏至の頃に枯れることからこの名前が付けられました。あらゆる草木が枯れ果てていくこの季節に、この草だけが芽を吹き始める姿が、寒さの中に暖かい春への希望をイメージさせます。
 
【鱈】
旬は産卵期と重なり冬で寒くなるほど美味しくなります。クセのない適度に繊維質の透明感のある白身で、雪のように白いことから漢字で「鱈」と書きます。良質のタンパク質を豊富に含み、カリウム、カルシウム、リンなどミネラル分をバランスよく含んでいる。脂質が少なく、低コレステロール、低カロリーな食材です。非常に貪欲な魚で、腹いっぱい食べるという意味の「たらふく(鱈腹)」の語源となったともいわれています。
 
【瀧澤 純米酒】
濃醇の表現がピッタリな純米酒。厚みのあるどっしりとしたボディーは、米の旨みを十分に引き出した味わいは米の酒を実感。 
炭を使用しない「無濾過瓶詰め製法」のため、独特で個性的な香味の広がりある酒。月日が過ぎるごとに黄金色(旨味の色)が増し、深い味わいに変化していきます。舌触りはさらっとして、充実した味わいです。
 

鱈鮟肝鍋
レストラン膳

鱈鮟肝鍋のレシピ
 
材料(2人分)
鱈       2〜3切れ
鮟肝      100g
長ネギ     1本
白菜      1/8個
しめじ     半パック
水       3カップ
酒       1カップ
出汁の素    適量
ポン酢
 
1.鱈をザルにおいて、鱈の両面に熱湯をさっと回しかけ臭みをとる。
2.鍋に水を注いで沸かし、沸騰したらだしの素と酒を加える。
3.白菜の芯、葉、鱈、鮟肝、きのこ、長ネギの順に入れ出来上がり。
4.ポン酢でお召し上がりください。