二十四節気

小寒(しょうかん)

七十二候

芹乃栄  (せりすなわちさかう)

1月5日頃から1月9日頃まで

暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半でこの日から寒の入りとなり。小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の合計30日間を「寒の内」といい、寒風と降雪の時節で、寒さが厳しくなる頃。これから冬本番を迎えます。冬至から半月ほど過ぎているため日の入りが遅くなっていますので、少しずつ昼が長くなったと感じられるようになります。
 
芹乃栄(せりすなわちさかう)芹がたくさん生える頃という意味です。せりは、七種(ななくさ)粥の具になる野菜です。日本では昔から、正月の7日には、万病を除くとされることから七種粥を食べる風習があります。七草は、せり、なずな、ごぎょう(おぎょう=母子草)、はこべら(はこべ)、ほとけのざ(こおにたらびこ)、すずな(かぶ)、すずしろ(だいこん)を言います。芹(せり)は、湿地や川辺、などに群生し、一ヶ所に競り(せり)合うかのように生えるので、「芹(せり)」と名づけられたといわれているようです。
 
【ずわい蟹】
国産のズワイガニは日本海から北海道沖で獲られるものがほとんどです。最も多く水揚げされているのは兵庫県で、次いで鳥取県、石川県、福井県と続きます。富山県から西の海域での解禁日は、11月6日で雌ガニは年明け1月10日まで、オスは3月20日までとされています。新潟県以北の海域:雌雄とも漁期は10月1日 - 翌年5月31日、共に甲幅90ミリ・メートル未満の雄と未成体雌の漁獲は禁止となっています。かに身の赤い色はアスタキサンチンという色素ですが、これはβ-カロテンやリコピンなどと同じくカロテノイドの一種で高い抗酸化作用を持ち、血管を健康に保ったり、免疫力を高める効果があるとされています。
 
【初しぼり】
初しぼりは搾りたてのお酒のフレッシュ感をたいせつにするため、火入れをしない生酒のまま、瓶詰めします。熟成された味わい豊かな秋のお酒〈ひやおろし〉とは、正反対の魅力を持ちます。若々しく、荒々しくもある味わいながら、華やかな香りと初々しいあまやかで華やかな香りが春を感じさせます。
 

ずわい蟹の白味噌椀
レストラン膳

ずわい蟹の白味噌椀のレシピ
 
材料(2人分)
ズワイガニ   200g
片栗粉     適量
出汁      3カップ
白味噌     150g
 
1.蒸したズワイガニのほぐし身を片栗粉をまぶしながら整形します。
2.ラップにくるみ軽く蒸します。
3.すり鉢に白味噌を入れて出汁を少しずつ加えながらすりこぎで擦っていきます。漉し器で2~3回漉してから鍋に入れて火に掛けます。
4.金時人参で飾りをして出来上がりです。