二十四節気

処暑(しょしょ)

七十二候

禾乃登 (こくものすなわちみのる)

9月2日頃から9月6日頃まで

24節気で、処暑になります。
暑さが峠を越えて後退し始めるころです。
綿の花が咲き始め、ヒグラシが盛んに鳴き、所によってはまだ暑さが残る季節ですが、夏の暑さも次第に和らぎ、穀物が最も大切な成長期を迎える時期と台風が発生し始める頃と重なることから、十分な注意喚起をしています。
 
禾乃登(こくものすなわちみのる)。「こくもの」とは穀物の事。秋になりさまざまな穀物が実る、という意味です。「禾」という字は粟(あわ)の穂がたわわに実った様子をかたどったもので、中国でも日本でも、古代では穀物と言えば米や麦ではなく主に粟のことでした。青々としていた水田も徐々に黄金色に変り、風でゆれる稲穂がなんとも輝かしい風景を見せてくれる時期です。
 
【タチウオ】
太刀魚(タチウオ)は世界中の亜熱帯、温帯海域に棲息する魚で、見た目の形から「太刀魚」と付いたと言う説と、獲物を獲る際、なんと立ち泳ぎをして襲い掛かる事から「立魚」と呼ばれるようになったという説とあります。肉は柔らかく、塩焼き(バター焼き)やムニエル、煮付け、唐揚げなどで美味。紀州・播州・天草では新鮮なものは皮ごとの刺身や寿司、酢の物などにも用いられます。
イコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにし、動脈硬化などの成人病を予防します。ビタミンDも豊かで、カルシウムの吸収を促進し、骨粗鬆症を防ぎます。
 
【明峰喜久盛 からくち】
旨みのある辛口で、飲み飽きせずに、スッキリしていてキレ味抜群。
 

太刀魚の唐揚げ
レストラン膳

太刀魚の唐揚げのレシピ  
 
材料
太刀魚   1尾
醤油    大さじ2
酒     大さじ1
おろし生姜 適量
片栗粉   適量
 
1.太刀魚の背びれをとって、骨ごとぶつ切りにします。
2.調味料に15分程つけます。
3.片栗粉をまぶして揚げます。