二十四節気

霜降(そうこう)

七十二候

霜始降 (しも はじめて ふる)

10月23日頃から10月27日頃まで

霜降は、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感します。初霜の知らせが聞かれるのも大体この頃で、山は紅葉で彩られます。
 
霜始降は、「霜が降り始める」の意味で季節は晩秋。霜は、空から降ってくるというイメージがありますが、地面や物などの表面が放射冷却によって冷え,霜点(温度が0℃以下のときの露点のこと)よりも低くなると、その上に空気中の水蒸気が直接、昇華して氷(結晶)ができる状態をいいます。この氷が霜です。昨今の温暖化の傾向で平野部では霜の降りる時期は遅くなっていますが、農作物には大敵です。早めの対策が必要です。
 
【栗】
クリ(栗/くり)はブナ科クリ属の落葉樹になる果実の総称です。数多くの品種がありますが、大きく分けると日本栗をはじめ、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗があります。中でも日本栗は自生する芝栗を改良したもので、粒の大きさはダントツです。日本のクリは縄文時代人の主食であり、青森県の三内丸山遺跡から出土したクリの実のDNA分析から、縄文時代にはすでに本種が栽培されていたことがわかっています。栗の主成分は、糖質でブドウ糖やショ糖を多く含むため甘みがありご飯やパンの代用としてカロリー源になります。 ビタミンB1、C、食物繊維が豊富に含まれており、疲労回復、風邪の予防、整腸、便秘、肌の老化防止等々に効果的です。 消化吸収が良く体内で他の食物と合わさり栄養素の吸収を助けます。
 
【瀧澤 純米吟醸ひやおろし】
春先にできあがった新酒が、暑い夏を越え、秋口に卸したお酒を「ひやおろし」といいます。熟成されて味が整ってバランスのよいお酒になります。
 

栗と牛肉ときのこの炒め
レストラン膳

栗と牛肉ときのこの炒めのレシピ
 
材料
栗   6粒             
牛肉細切り  30g
舞茸     20g     
酒     大さじ1
みりん   大さじ1
三温糖   大さじ1
濃口醤油  大さじ2
水     200cc
 
1.鍋に水・栗をいれて火がとおってきたら牛肉も加えてよくアクをとっておく。
2.酒・みりん・砂糖・醤油も加えて落とし蓋をして煮えたら、一度冷ましてから、もう一度煮汁が半分くらいになるまで煮る。
3.温泉卵を添えて完成です。