二十四節気

霜降(そうこう)

七十二候

霎時施  (こさめときどきふる)

10月28日頃から11月1日頃まで

霜降は、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感します。初霜の知らせが聞かれるのも大体この頃で、山は紅葉で彩られます。
 
霎時施とは、小雨が思いがけずパラパラと降ってはやむ時候をいいます。晩秋から初冬にかけて、降ったりやんだりする小雨、「時雨(しぐれ)」のこと。晴れていたかと思うとさっと降り、傘をさす間もなく青空が戻ってくる通り雨。さっと降っては止むことから、「女心と秋の空」を表わす言葉とされます。一雨ごとにどんどん気温が下がります。秋は美しく粧いながらいっそう深まってゆき、季節は確実に冬へと向かっていきます。
 
【さんま】
サンマ(秋刀魚/さんま)はダツ目の回遊魚で夏にオホーツク海など北の海から始まり、秋には本州を通過、冬には南の海にたどり着きます。銚子沖に降りてきた頃が最も油が乗っていて味が良いです。10~11月の終漁期となる銚子沖での脂ののりは20%くらいです。サンマには、血液の流れを良くするといわれるエイコサペンタエン酸が含まれており、脳梗塞・心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされている。また、ドコサヘキサエン酸も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭の回転を良くする効果もあるとされている。
 
【秀峰喜久盛 吟酒】
自家培養酵母を使った吟醸つくり。軽やかで余韻スッキリ、切れ味抜群のお酒です。吟醸香をおさえた味本位な発酵が特徴の酵母を使用しました。お燗してもアルコールの立ち香のしないおいしい吟醸です。
 

焼き秋刀魚ご飯
レストラン膳

焼き秋刀魚ご飯のレシピ
 
材料(4人分)
秋刀魚 2本    
大葉 6枚     
ご飯 200g   
炒り胡麻 少量     
出汁醤油 大さじ2
柴漬け:つぼ漬け 20g        
a      
長ネギ      1本         
茗荷         1個         
大葉          1枚         
カイワレ  適量          
生姜         少量
 
1.秋刀魚を腹開きにし中骨と腹骨を取り除きます。
2.ご飯を出汁醤油と炒り胡麻で味をつけます。
3.開きにした秋刀魚に大葉を敷いてご飯を詰め、つまようじをさして固定する。
4.魚の形を整えて焼き台で裏表をしっかり焼く。
5.aの材料で万能薬味を作る。
6.柴漬け、つぼ漬けをみじん切りにする。
7.焼けた秋刀魚を包丁し万能薬味と柴漬け:つぼ漬けをのせる。