二十四節気

立冬(りっとう)

七十二候

地始凍  (ちはじめてこおる)

11月12日頃から11月16日頃まで

立冬とは、冬の始まりのこと。「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。朝夕はめっきり冷え込み、日中の陽射しも弱まり、冬が近いことを感じさせる頃です。木枯らし1号や山からは初雪の便りも届き始めます。そろそろ冬支度の準備を始めてもよい時季です。
 
地始凍(ちはじめてこおる)大地が凍りはじめる時季です。霜が降りたり、霜柱が立ったり、水たまりに氷が張ったりし始めます。夜間の冷え込みもいっそう厳しく、冬になったことがはっきりと肌で感じられる時節です。昨今は霜柱を見かけることも少なくなりました。わざわざ土手を歩いてサクッとした音と感触を楽しんだものですが、道路も舗装され大地が凍る実感も薄れてきました。
 
【鮭】
日本では、古代より重要な食用魚でした。素干しになったり、塩引きなどに加工し、朝廷や幕府への献上物、租税の代わりでした。海洋にでたサケが、秋になると生まれた川で産卵するために戻ってきます。その川に入る直前に沿岸でとれたサケがいちばん美味といわれています。秋サケの旨味はグルタミン酸とイノシン酸の旨味成分が豊富で、かつ相乗効果とそのほかの遊離アミノ酸が脇役になって、より美味しくなります。サケは栄養バランスのすぐれた魚です。タンパク質はもちろん、その脂質の中には生活習慣病に予防効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。
 
【瀧澤 特醸】
冷でも燗でも楽しめるすっきりとバランスのよい味わいが特徴です。 特別本醸造の味わいはやや甘口タイプ。丁寧な造りが酒質にも現れ、程よい旨みが口中に広がります。 後味がサラッとしたやさしい口当たりで、普段日本酒を飲み慣れない方にも好評です。常温やお燗でもお楽しみ下さい。
 

鮭いくらの親子釜焚
レストラン膳

鮭いくらの親子釜焚のレシピ
 
材料(2人分)
塩鮭    2切   
いくら醤油漬け  40g
    
大葉   5枚
刻み海苔 少々
白胡麻  少々
 
1.鮭を焼いてほぐします。
2.ご飯に鮭、いくら、大葉、刻み海苔、白胡麻をのせて完成です。
3.お好みで大根おろしを加えても美味しいです。