二十四節気

立春(りっしゅん)

七十二候

魚上氷(うおこおりをいずる)

2月14日頃から2月18日頃まで

三寒四温とも言われ、少しづつ温んできた水面に魚が見え始めます。
言葉からイメージされる「割れた氷の間から魚が飛び出る」というのは、我々にはちょっと想像しにくいのですが、古代中国の陰陽道に出てくる話だそうです。
氷っていた水が温まり、魚たちが勢いよく泳ぎだすと、水辺も春めかしくなっていきます。
 
 春を迎えた食卓には、こうした食材が旬を向かえ、春を知らせてくれます。
 
【秀峰喜久盛大吟醸 吟風一閃】
酒米で有名な山田錦を40%以下まで磨き上げ、軟水の依田川伏流水で仕込みました。後味のよさが、魚介や野菜などの素材の味を生かしたお料理の繊細な味を引き立てます。
この時期のシンプルに塩焼きしたのどぐろの旨さを、吟風一閃と合わせて味わってください。
 
 
【のどぐろ】
北陸地方で「のどぐろ」と呼ばれている魚は、スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属の「あかむつ」を指しています。口を開けて中をのぞくと喉の辺りが真っ黒い色をしているため、のどぐろと呼ばれています。
20から30センチの大きさのものは超高級魚となっており、大きなサイズののどぐろはほとんど市場には出てきません。
しかし、この時期ののどぐろは塩焼き等のシンプルな調理で、そのものの美味しさを味わうことができます。
通年それなりに美味しいので、その時期その時期に合った料理で楽しめる魚です。刺身や握りにするなら初夏から夏の物が美味しいといわれています。
 

のどぐろの塩焼き
レストラン膳


うろこを取り、エラと内臓を取り除きます。エラと内臓を取り除いたら、流水で洗いながら指で残っている内臓を洗い流します。

 

身に火が通りやすいよう隠し包丁を入れ、塩をまぶして焼きます。この時、エラやヒレが焦げないように丁寧に塩をつけます。

 

グリルで15~20分焼いて完成です。